2013年06月26日

住民側「高江・通行妨害禁止訴訟の控訴審判決に対する声明」

 本日(6月25日) 判所那覇支部は、東村高江のヘリパッド建設に関し、国が住民を被告に通行妨害禁止を求めていた訴訟で、住民1名の控訴を棄却し、住民敗訴の判決を言い渡した。

 本件において、住民らは、一方的にヘリパッド建設を進めようとする沖縄防衛局の職員やその関係者に対し、非暴力かつ平和的な方法で抗議・説得を行ったにすぎず、これが抗議の意思を表明する正当な表現行為であることは明らかである。

 本訴訟は、基地のない平和な社会を実現するという信念に基づき住民らが行った反対運動を弾圧する目的で国が起こした訴訟(スラップ訴訟)に他ならない。

 そして、本訴訟が不当目的のスラップ訴訟であるにも拘わらず、あろうことか、本判決は住民の控訴を棄却し、国の姿勢を追認する判断をした。本判決が住民の平和的生存権や表現の自由、政治活動の自由といった憲法上の権利を踏みにじる、極めて不当かつ悪質な判決であることは言を俟たない。

 司法が、政府による不当弾圧を追認する以上、今後も正当な表現活動を続ける住民らに対し、政府が同様の手法を用いて弾圧をするような事態を招きかねない。

 しかし、高江住民らを始めとする我々は、本件のような不当判決や、政府による不当弾圧に臆することなく、正当な表現活動としての運動を今後も展開する所存である。本判決は、三権分立の根幹をも揺るがす不当判決であるが、我々は、このような不当判決には決して屈せず、沖縄から基地がなくなるその日まで、基地建設に断固反対し、そのための表現活動を継続することをここに決意する。

 現在、沖縄の過剰な基地負担を一刻も早く解消すること、新たな基地建設は絶対に許さないことが沖縄県民の総意となっている。国は、このような沖縄県民の意思を真摯に受け止め、直ちにヘリパッド建設を中止すべきである。
posted by M at 15:46| 沖縄 米軍基地 

高江通行妨害裁判で不当判決 裁判長は判決理由すら読み上げ退廷。

「控訴棄却」・・思わず弁護側から「判決理由は?」と声が飛んだ。
6月25日午後、高等裁判所那覇支部開廷直後、判決文が読み上げられた。
しかし、この四文字だけ読み上げた裁判長はそそくさと法廷を去って行った。

6年前からヘリパット建設に反対して新たな基地建設と許さないと非暴力で闘い続けている高江住民。
その先頭にたって闘っていた伊佐真次(52)さんは5年前、国に14名の住民とともに通行妨害で国に訴えられた。
その後、福岡地方裁判所那覇支部は伊佐さんだけに有罪判決を行い、伊佐さんと住民側は高裁に控訴していた。

この日、昼過ぎから那覇の裁判所前には支援者と高江住民が集まり、判決を待っていた。
「不当判決」の報に「なぜ??信じられない裁判だ」「こんな裁判を許すわけにはいかない」と怒りの声が広がった。

裁判所から出てきた伊佐さんは
「一審判決をそのまま認めている。住民や県民が抗議しているところで、私が「座ろう」と声を掛けたことが「率先して妨害」したと裁判所は主張している。
私たちがどうして工事を止めようとしているのかその理由が全く書かれていない。
通行妨害だと言われたら何も出来なくなる。この判決を絶対許すことが出来ない。
基地に反対して平和を守る活動をしている人に対する挑戦では無いかと思っている。
私たちはこれを受けて立ち、この反対運動を強くして、ヘリパットだけでなく、北部訓練場の全面返還、普天間飛行場の返還 戦争にかかわるあらゆるものに声を上げていくことをやめない。
沖縄に基地を置くことは戦争に加担することだと自覚して人殺しの訓練をしていることを許してはならない。
今日の判決を全国に広めて欲しい」と訴え、大きな拍手に包まれた。


スラップ訴訟とはStrategic Lawsuit Against Public Participationの頭文字
をとってSLAPP訴訟と呼んでいます。
公の場で発言したり、訴訟を起こしたり、あるいは政府・自治体の対応を求めて
行動を起こした権力を持たない比較弱者に対して企業や政府など、比較優者、発
言封じ、場合によってはいじめることだけを目的に起こす、香罰的あるいは報復
的な訴訟(SLAPP情報センターのHPから)です。
高江の場合住民の恫喝、運動の萎縮を狙った弾圧裁判です。
憲法の平和的生存権や表現の自由 政治活動の自由を踏みにじるもので、きわめ
て不当で、悪質な判決です。

弁護団は「齟齬があり矛盾する判決。控訴審判決の特質は理由がいい加減。公開法廷で裁判長が読めなかったことが理解出来る恥ずかしい内容。表現行為がどこまで許されるのか
基準を示されないが推測すると。声を出してなにか言うことだけが表現活動であり、座り込むことスクラムを組むことは表現の範疇を超えると言う事。
これでは憲法で保障されている表現の自由とはなにかと言う事になります。
怒りを通り越してあきれてしなう内容の判決だった。
判決は負けましたが、沖縄はずっと勝ち続けてきました。スラップ訴訟の狙いは足を止める、萎縮させることですから、我々は足を止めないこと。我々は今まで通り闘うことが大事です。
これからもどんどんやっていきましょう。萎縮して辞やめてはけない」と次々と
新たな闘いへの決意を述べていました。
 
住民の会の森岡浩二さんは「伊佐さんは沖縄のトートメ職人で沖縄には何人もいない。
朝から晩まで丁寧に作っている姿を見てきた。この闘いが始まって、座り込みと裁判で仕事に集中することが出来ずにいます。伊佐さんが工房で仕事をしている姿を見る事が少なくなって、心配です。トートメは先祖が見守ってくれる存在で、ウチナンチューの心の支えです。それを一つ手作りで作っている伊佐さんが訴えられているんです。
2日前(6月23日慰霊の日)に平和を誓ったのは何だったんですか?それを自分の生活を賭けてやっているのが伊佐さんです。伊佐さんと心を一つにしてがんばっていきましょう」と訴えました。
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posted by M at 14:42| 沖縄 米軍基地