2014年07月05日

辺野古の海を守れ〈1〉

国が辺野古沖・大浦湾を埋め立てるためにボーリング調査を今月から開始しようとしている。その緊迫した辺野古・大浦湾に潜った。

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「竜宮城のような海」と平和丸2代目船長の仲本興真さん(ヘリ基地反対協事務局次長)は日焼けした顔を更に紅潮させて言った。
中本さんは辺野古新基地建設反対運動支援に訪れた人を平和丸に乗せて新基地建設予定地を海上から案内している。「この美しい海を実際に自分の目で見てもらえれば、この海を壊してはいけないと誰もが思うようになりますよ」そのために毎日たくさんの人を乗せて海上から案内している。

 キャンプシュワーブの辺野古崎沖の平島から数十メートルのリーフ内に浜サンゴの群落が最近発見された。海中に潜ると高さ3メートルの巨大な山のようなサンゴ群が砂地の海底から生えている。
コバルトブルーの熱帯魚がサンゴの間をゆっくりと泳いでいる。白、ブルー、茶色などの色とりどりの世界、まさに「竜宮城」のようだ。さらに、この浜サンゴから20メートルほど浜に近づいたところにサンゴの群落がある。昨年、こころざし半ばで亡くなられた大西照雄さん(元平和丸船長 ヘリ基地反対協共同代表)が発見したので大西サンゴと呼ばれている。
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基地建設で埋め立て予定地から数十メートルにある。埋め立てられればこの貴重なサンゴは確実に破壊されてしまうだろう。

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ヘリ基地反対協共同代表の大西照雄さんが貴重なサンゴを守れと訴え続けてきたユビエダサンゴ群、通称「大西サンゴ」。工事が始まれば失われてしまう。


 アメリカ独立記念日の7月4日、米兵たちも休日を海で過ごしている。キャンプシュワーブの辺野古崎から平島まで泳いでやってくる若い米兵たち。大浦湾側に移動すると、キャンプシュワーブの浜ではバーベキューやビーチバレーなどをする米兵の歓声が聞こえる。浜から数十メートルの砂地の海底には海草が生えている。しかし、海草が幅20pほど削り取られた跡がある。なんとジュゴンの食み跡だ。最近のものだ。何カ所も長いところでは10メートル以上続いている。何本も食み跡がみられる。ジュゴンは絶滅危惧種の特別天然記念物の保護動物だ。沖縄本島北部の辺野古周辺海域でその姿を何度も目撃されている。人の気配のする砂浜からわずか数十-メートルのところまでジュゴンが食事に来ているとは驚きだ。
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ジュゴンの食み跡。最近のものだ。
 


 海上では連日、ボーリング調査のための予備調査や規制区域にブイを設置するための調査が行われている。警備船や調査船として漁船がチャーターされている。防衛局は1日4万から5万円で1200隻の漁船を確保したと言われている。周辺海域で漁をしても1日1万円の水揚げがやっとの漁師たちには5万円の日銭が稼げる方を選んでしまう。 
 2004年から5年の基地建設で反対派の海上阻止行動で工事が出来ず計画が頓挫してしまった教訓から、国は辺野古周辺の石川、金武、宜野座、名護、国頭の各漁協所属の漁船をほとんどチャーターしてしまった。反対派が借りられる漁船はほとんど無い状態だ。
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辺野古のリーフ内で潜水調査をする防衛局が雇った業者。チャーターした漁船は辺野古の北、名護市丁間漁港から出たものだ。


陸上では建物の改題作業が進められ毎日、トラック800台分の土砂が運び込まれている。
写真はキャンプシュワーブのメインゲートから入る土砂を積んだトラック。
こうして建設の既成事実化で県民をあきらめさせようとしている。〈20014年7月3日)
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posted by M at 09:32| 沖縄 米軍基地