2010年09月19日

パキスタンから帰国しました。

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水が引いて、泥に埋まった村が現れた。(クイザヘル村)

一昨日パキスタンから帰国しました。
皆様には励ましとご心配のお心遣いに感謝しています。
現地レポートをお送りしたかったのですが、事情があっておくることができませんでした。本日から数日間アップしてゆきます。

取材最後の日に見つけたアフガン難民が定住する村がありました。ここはイスラマバードから西にペシャワールに向かってGTロードを2時間葉ぐらいのカブール川の右岸沿いにある人口11000人のクイザヘル村です。
民家は100%崩壊していました。訪ねたのは陽が傾いたころでした。住民が疲れ果てた顔をして土に埋まったレンガを掘り起こしていました。
水はとっくに引いたのですが、殆どの住民はまだ戻っても住む家がないためGTロード沿いのユーカリ林の中にテントを張っています。
「ジャロザイキャンプが閉鎖されたため、3年前にこの村に住む兄弟を頼って来た。30年前にカブールから逃げてきた。水は7月29日夜一気に押し寄せてきた。真っ暗な中を家族をつれて逃げた。水が腰まで来ていた。何も持ち出せなかった。4人が村で亡くなった」オマルザイ(42)は言った。
パキスタンに避難したアフガン難民は難民キャンプだけでなく地域にも住んでいました。クイザヘル村はアフガン難民が30年前に住み着き村を形成したのです。

カブール川から500メートルぐらい離れている村ですが、低地なために一気に水が押し寄せ、村全体を飲み込んでしまいました。レンガと土で作られた住宅は水を含めば簡単に崩れてしまいます。
「政府は何も我々に援助をしてくれない」と。この声はどこの避難キャンプに行っても聞きました。



posted by M at 12:15| お知らせ