2011年11月01日

サケの遡上

相馬市の宇田川でたくさんのサケが産卵のため遡上していた。
太平洋を福島県松川浦にたどりつて、津波で変わり果てた風景を見ただろうか?
海底のがれきを見て、何を思っただろうか。
臭いもなく味もない大量の放射性物質が垂れ流された海を泳ぎ切ったサケたちはふるさとの変わり果てた姿をみただろうか?ここで卵を産んで子孫を残す。放射能で汚染された水で。
彼らにとってここが生まれ故郷なのだから汚染していようがいまいが戻って来なければならなかった。未来を見つめない人間の愚行が彼らにも影響を与えてしまった。
急流を遡り、ごつごつの岩にこすられ、ぼろぼろの身体になっても必死に産卵場所を求めて故郷の川を遡る。
やがてその身は絶えようとも、未来と子孫のために遡る。人間の愚かさをあざけり笑うかのように。黙々と遡上する。
(10月25日福島県相馬市 宇多川)
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posted by M at 18:01| 原発