2012年04月17日

チェルノブイリから

ミンスクでゴメリから避難してきた、ナターリアさんに会いました。
チェルノブイリから北西方向にゴメリー、さらに首都モスクワの方向に風が吹い
ていた。当時、ソ連政府はモスクワを守るためにゴメリー上空で人口雨を降らせ
た。雨はチェルノブイリ原発から放出した放射能を大量に含んだ、いわゆる黒
い雨だった。しかし、住民には知らされなかった。首都モスクワを汚染から守る
ためにゴメリーが犠牲になった。

その後夫、息子、娘を甲状腺がん、胃がんで失い、たった一人になってしまった
彼女は娘が残してくれた孫娘を生きる支えにがんばっている。
ナターリアさんの部屋の壁に飾ってある写真はかわいい孫娘の写真だけ。
息子や娘、夫の写真はないの?と、うかつにも聞いてしまった。
戸棚にしまって置いた、子どもたちの写真を撮りだして見せてくれた。
「前に向かって生きるために全部外してしまった」とつらそうに顔をしかめた。
教会でチェルノブイリ被災者は「強い者に与えられた試練なのよ」と言われたと
きから、夫と子どもたちの死を受け入れられるようになったと。
ロシアの伝統的な起き上がりこぼし ニェバリャーシカを見せてくれた。これは私の気持ちと一緒なのだと。
日本にも七転び八起きの精神を表現したダルマという人形があると言うと、お土産にくれた。
_TM20668.jpg_TM20579.jpg
posted by M at 04:09| 原発