2012年10月17日

Zone 26年目のプリピャチ3

キエフのゼムリャキであったタチアナ・ツィブリスカヤさんのアパートを探した。(ゼムリャキとは旧プリピャチ住民の互助組織)
教えてもらった住所はスポルチーブナヤ通り十三番地十六号室。五階建ての1階。ガイドのサーシャさんの記憶を頼りにこのあたりだという。タチアナさんが説明してくれた学校、スイミングプールがあった。位置関係からアパートを特定したが、背の高いブッシュに覆われて前に進めない。26年が経過したプリピャチの町はジャングルのように灌木が生い茂り道をふさいでいた。倒木や草がマンホールを覆っているので落ちないように慎重に一歩一歩進んだ。ようやく目当てのアパートにたどり着いた。
先に中に入ったサーシャが壁に貼ってある居住者名簿を見つけた。そこには16号室のタチアナさんの名前があった。
以下、タチアナさんの思い出。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
1976年プリピャチに移り住んだ。その前,夫はキエフでバスの運転手をしていた。住宅の配給がプリピャチであるというので引っ越してきたのだ。当時、プリピャチの平均年齢は26,7歳でとても活気があった。町中にバラの花が植えてあった。
タチアナさんは結婚後初めての家だったので大事に使った。1階の部屋は外から生活をのぞかれたり、湿気が多いので嫌われていたが、夫は1階なら地下室が出来る、とベランダに穴を掘ってちいさな物置小屋を作ってくれた。
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posted by M at 09:42| 原発